最近、なんとなく「手で書く」必要を感じていて、
「星の王子様」の対訳本を使って
原文を手で書き写し、わからない単語は辞書を引いてノートに写し、
対訳を確認してからオーディオブックで該当箇所を聴き
オーバーラッピングする、ということをしています。
「書く」必要性を感じた理由は三つあって、
一つは、スカイプの授業で話をしている時に、
音が似ているが全然違う単語を思い出せなかった時に、
「ああ…綴りがわかれば、頭の中で読めるのに!」
と強烈に思ったことと、
二つめは、日記を書き始めたとき、
日記を書くという方法はとてもよくて続けられそうだったのですが、
自分の気持ちや状況、描写を表わす蓄積があまりにも足りない!
やはり描写や気持ちや内的に考えたことを表すためには
文学的な表現に触れなくてはいけないんじゃないか
と思ったこと、
そして最後は、今の自分の環境でフランス語の語彙を蓄積し
アウトプットの回路をしっかりと作るためには、
やはり「手で書いて覚える」「手で書くことで出力する」
ことが一番いいのではないかと感じたからでした。
基本的にフランス語では、学校で習った英語とは
逆の勉強法をしようと決めているので、
フランス語を始めてからずっと、
覚えるために手で書いたり、単語帳を使ったりという
いわゆる「お勉強らしい勉強」は避けてきました。
(そのせいで文法や活用は怪しく、語彙はガタガタなのですが😓)
でもここ半年ばかり、難しい新聞記事を読むようになったり、
ニュース番組を聴くようになると、
ちょっとこれまでの勉強法では進展がないなと思うようになりました。
一応、知らない単語は、その都度ipadに入れた辞書を使って調べ、
該当箇所をコピペして記録してはきたのですが、
それらの単語は、見覚えが出来、
見た時に意味が取れるようになってはきても、
聴く時に使えなかったり、
書くのはもちろん、話す時にも出てこないのです。
まあ、知らない単語を記録する方法が、
読んだり観たりする際のスピード重視で、
負担を減らすためとはいえ、辞書を引いてコピペするだけ、なので、
頭の中に全く入れていないのが原因だとは思うのですが、
頭に入れるために書き直したり読み直したりする時間が
なかなかとれないので、この方法ではダメだ、と判断しました。
もう少し付け加えると、一度気持ちが落ち込んでから、
ニュースや新聞といった難しいものを頑張って読むのがしんどくなったので、
ちょっと優しいものを…と考えたせいもあります。
星の王子様なら物語的にもイラスト的にも癒されそうだし、
たまたま手元にCD付きの対訳本もあるし…と😅
でも、これが思った以上に良さそうなので、
覚書として書いておきます。